RED WING IRISH SETTER #885



IRISH SETTER #885 / front view IRISH SETTER #885 / side view
IRISH SETTER #885 / Tag IRISH SETTER #885 / Vibram "Oil Resisting" sole



 寒い日が続いています。今日も雪が降ってきました。ということで、「冬に活躍する靴」を紹介します。このブーツは「RED WING IRISH SETTER #885」というモデルです。

 「IRISH SETTER」は、レッド・ウイングを代表するシリーズで「#875」や「#8179」等が有名ですが、その他にも多くのモデルがあります。この「#885」も、そんなバリエーションの中の1足です。でも、このブーツは買って以来、履いている人も、お店で売っているのも、雑誌などに掲載されているのすら見たことがないマイナーなモデルです。

 このブーツの最大の魅力は、その履き心地にあります。見た目とは裏腹に、フィット感・クッション共に素晴らしい物があります。
 アッパーの材質は適度に柔らかいヌバックがメイン。履き口のまわりと、最も良く動くアキレス腱の部分にナイロンが使われています(写真参照)。2種類の材質を上手く使っているので、ロングブーツにありがちな「堅さ・違和感」は感じられません。むしろ、一番上までシューレースを締めると、フィット感が増して更に履き心地が良くなります。
 見た目より軽く(片足712g、#875は790g)、衝撃吸収素材を踵に付けたイン・ソールが付いていて、クッションも十分です。  

 このブーツの「冬に活躍する」というその所以は「ブーツだから暖かい」という以上に、そのソールにあります(写真参照)。
 「Vibram」社の「Oil Resisting」ソールが付いているこのブーツは、雨でも雪でも滑りません。氷の上でも結構いけます。僕の持っている靴の中では、一番「滑り」に強いソールです。同じレッド・ウイングの「エンジニア・ブーツ」等に付いている「Oil Resisting」ソールとは、パターンがかなり違います。また「#875」等のホワイト・ソールよりかなり耐久性があります。
 更に、完全防水仕様でタンの上部まで袋縫いなので、約15cm程度は水没しても大丈夫です。こうした理由から、僕の中では最強の「冬靴」になっている訳です。  

 これを購入したのは今から5年ほど前、コロラドのレッド・ウイング直営店のセールでした。2足しか在庫はありませんでしたが、僕には丁度良いサイズでした。アメリカ人のサイズとしては小さかったせいか、定価の半額以下になっていました。
 僕が購入したお店では、「1年間シューレース交換・防水オイル加工無料」というサービスがあり、僕も数回利用しました。最初はもっと明るい茶色だったのですが、2度目の防水オイル加工の後、今のような濃い茶色になりました。店員が防水オイルの種類を間違えたのか?でも味のある色なので気に入っています。

 


RED WING IRISH SETTER #885 about $70

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