LEATHERMAN Mini Tool



LEATHERMAN Mini Tool "opened" full size pliers
LEATHERMAN Mini Tool "folded" LEATHERMAN Mini Tool case



 「VICTORINOX Swiss Army Classic Knife」の他に、僕がもう一つ愛用している多機能ナイフが「LEATHERMAN Mini Tool」です。

 今から10年ほど前に、はじめての海外旅行を前に「ナイフをひとつ買っておこう」と思った僕は、どんなナイフが「本当に」使えるのか考えました。「ナイフ」としての機能を優先させるなら、単機能のナイフを買うのが一番です。そうではなくて「多機能ツール」としてバックパッキングやキャンプ、そして日常で使いやすいモノを探しました。
 このために必要な条件は
1.「プライヤーが付いている」
2.「常に身につけていて苦にならない大きさ・重さ」
3.「ツールとしての信頼性・丈夫さ」
という3点でした。

 条件の2と3を満たすナイフは沢山ありましたが、1を満たすモノはその当時は数種類しかありませんでした。その数種類の中でも「口先の細いフルサイズ・プライヤー」を持っているのは「LEATHERMAN」社のモノだけでした。

 オフロード・バイクに乗り(いまはMTB)、釣りをしてキャンプをする僕にとって、ナイフの次に重要な機能は「細口のプライヤー」です。
 熱い鍋や缶を掴むとき、釣り針を魚から外したり、針の返しをつぶすとき、壊れた金具を修理するとき、ボルトを回すとき等に、必用になるのが「細口のプライヤー」なのです。

 条件の2ですが、「LEATHERMAN Mini Tool」は重量118g(実測)、折り畳んだ状態が6.7cmX2.6cmであるにも関わらず、広げると全長約16cmのフルサイズ・プライヤーとして使用できます。「LEATHERMAN」社のフルサイズ・プライヤーとして使用できる他の製品が、収納時全長約10cm〜11cm、重量142〜255gであることから考えると、かなり小型です。ナイロン製のケースが付属ているので、普段はウエスト・バッグのベルトに付けています(上写真参照)。

 条件の3は、「LEATHERMAN」社のツールが、アメリカの警察官や国立公園のレンジャーに使用されていることからも、明らかです(実際にアメリカに行って解りました)。また、その過酷さで知られる「パリ・ダカール・ラリー」でも使用率はNo.1だそうです。

 「LEATHERMAN Mini Tool」には、プライヤーの他に「ナイフ(刃渡り3.3cm)」「缶切り」「栓抜き」「マイナスドライバー」「ヤスリ」「ワイヤー・カッター」「メジャー(inch・cm)」等の機能があります。
 プライヤーの機能は通常のモノと同等。ナイフは小さいけれど、30cm程度の魚をさばいたり、果物の皮をむいたりするには十分な大きさです。 

 最近のREI等のカタログを見ると、「プライヤー付きツール」も「LEATHERMAN」社や他のメーカーから数種類の新製品が出ているようです。カタログに出ていない「LEATHERMAN Mini Tool」は、もしかしたら廃盤製品になってしまったのかもしれません。僕は(必要以上に)多機能で重たい新製品よりも、コンパクトで使いやすい「LEATHERMAN Mini Tool」をお勧めします。
 ちなみに、僕の友人が同じような機能を持った、G社の製品を持っていましたが「使い勝手が悪い」という理由で「LEATHERMAN」に買い換えていました。


LEATHERMAN Mini Tool about ¥5000

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