| Day Pack with "Leatherman", "water bottle", "MINI Maglite" | Day Pack with rain cover |
僕の移動手段の中心はＭＴＢです。従って「ＭＴＢに乗るときに適したバッグ」というのが、バッグ選びの第一の主点になります。この４年位の間に、一番使用頻度が高いバッグがこの「MOUNTAINSMITH Day Pack」です。平均して一年間に180日位は使っています。 「自転車=メッセンジャーバッグ」と思う人がいるかもしれませんが、普通の人にとって「メッセンジャーバッグ」はあまり使い勝手がいいモノではありません。それは、バッグが背中に密着してしまうからです。 自転車は風を切って走るので、身体の前面はある程度風によって冷やされますが、背中側は熱がたまりやすくなります。そこにメッセンジャーバッグを背負うと熱の逃げ場が無くなり、もの凄く汗をかくことになります（バックパックも同じ）。 メッセンジャー達があのバッグを持つのは「Ａ３版書類、もしくはそれより大きなモノ」を折り畳まずに運ぶ必用があるからです。そのような大荷物を運ぶ必用のない人が、自転車に乗るのに最も適したバッグは、背中に密着しない「ウェストバッグ」です。 「ウェストバッグ」の欠点は「容量の少なさ」と「安定感（加重配分のバランス） のなさ」だと思いますが、「MOUNTAINSMITH Day Pack」はそのどちらの問題点もクリアーしています。 「MOUNTAINSMITH Day Pack」の容量は14Ｌ。Ａ４版書類であれば、縦・横どちら向きでも入れることが出来ます。僕は仕事に行くのに、５cmほどのＡ４版書類、着替え用シャツ、弁当、500mlボトル、修理用具、雨具等を入れることがありますが、まだ余裕がある大きさです。本体の両サイドには、500mlボトルが入る大きさのメッシュのポケットがついていますし、外側・内側にひとつづつジッパー付きポケットが付いているので、小物の整理も楽です。 また、ウェストバッグは１本のベルトで、全加重を支えないといけないので、大型になればなる程「安定感」が無くなります。しかし、「MOUNTAINSMITH Day Pack」にはこれが当てはまりません。「オムニベルト」と名付けられている幅広のウエストベルトには、その頂点が３角形を描くように配置された、２本の調節用ストラップが付いていて、この調節機能によってベルトだけでなく、バッグ全体が腰にフィットして加重を分散させ、バッグを安定させてくれています。 前面に付いているゴムストラップには、ジャケット等を挟むことが出来ます。オムニベルトを収納してショルダーバックとして使用することも可能です。上部には手持ち用のハンドルも付いています。必用であれば（僕はしたことがありませんが）、ショルダーストラップを２本にして、バックパックにすることも出来ます。 僕は「MOUNTAINSMITH Day Pack」のベルトに「Leatherman MiniTool」と「MINI Maglite」を付けて使っています（写真参照）。また唯一の欠点といえるのが「（多少の雨は平気だが）雨に日にＭＴＢで走って泥だらけになると泥が落ちにくい」です。これを避けるために雨の日はレインカバー（Climb Zone 15L）を付けています（写真参照）。これで、雨・泥対策も完璧です。 このバッグを使う前の１年半位は「MOUNTAINSMITH Tour Pack」を使っていましたが、「Day Pack」を買った友人と交換しました。「Tour Pack」を買うときにDanaDesign、EMS、Gregory、JackWolfskin、REI、Osprey、TNF等のかなりの数のウエストバックを試しましたが、その中で最も使い勝手が良かったのが「MOUNTAINSMITH 」の製品でした。 日本では15000円以上しますが、アメリカだと半値くらいです。 *注）先日お店で確認したところ、現在「MOUNTAINSMITH Day Pack」はマイナーチェンジされ、日本定価12000円で発売されています。気が付いた変更点は１．ロゴマークの変更 ２．ショルダーストラップにクイックレリースが付き脱着がしやすくなった ３．ゴム製ドローコードの先端にプラパーツが付いて、ストッパーが外れなくなった ４．内側のジッパー付きポケットの仕切が無くなった ５．内側のパッドの取り外しが出来なくなった等です。全体的に使いかっては上がっていると思います。何より定価が下がったのは良いことです。 MOUNTAINSMITH Day Pack $70 |
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