New Balance 996 / front view | New Balance 996 / rear view |
New Balance 996 / side view | New Balance 996 / sole |
「できるだけモノを買わない・持たない、シンプルな生活が目標」と言っておきながら、矛盾しているのですが、僕は普通の人よりも沢山の靴を所有しています。その大部分はスニーカーです。「履かない靴」や「履いていない靴」はないのですが、それでも履きつぶすより先に買ってしまう靴の方が多く、その数は年々増える一方です。 「New Balance 996」はこの10年間、僕の中で常にBest5に入っているスニーカーです。 僕が靴を選ぶときの基準は、主に次の3点です。 1.機能的に優れているか? 2.デザインが優れているか(普段着にも合うか)? 3.納得できる値段か? 「New Balance 996」はランニングシューズです。発売当時(89年)はNew Balanceのトップモデルのひとつでした。その性能は現在のランニングシューズと比較しても素晴らしいモノです。 このシューズ購入当時、僕は週に40km位走っていました。「ENCAP」と呼ばれるミッドソール素材を使用したクッション性は、実際に走る人にとっても十分なモノです。また、プラスティックのヒールカウンターを付けた事により、踵の安定性も十分です。ナイロンメッシュとスゥエードを共用した事により、アッパーの通気性と耐久性を同時に満たしています。ソールの耐久性、リフレクター素材を使用した事による夜間の視認性も、文句はありません。 機能的に優れたランニングシューズは沢山ありますが、そのほとんどはカラーが白ベースで、普段着には似合わないものがほとんどです(10年前は今より酷かったと思います)。そんな中でこの「New Balance 996」はグレー系で統一されたカラーと、ナイロンメッシュとスゥエードの共用、そしてなによりその洗練されたデザインにより、とても「美しい」シューズとなっています。 「New Balance」はこの「996」の発売と前後して「990」「995」「997」「998」「999」等の「990番台シリーズ」を発売していて、その中には必ず「グレーベース」のモデルがあるのですが、「N」マークの大きさ、全体の色使い、(特に踵周辺の)デザインのどれをとっても、僕はこの「996」のデザインが一番好きです。 通常は2〜3足のランニングシューズをローテンションさせてトレーニングに使っていました。この「New Balance 996」が思いのほかジーンズ中心の僕の普段着にあわせやすいので、だいたい半年間で400〜500km弱走った後、通常のランニングシューズより早く、ランニングシューズから普段履く靴に移行させました。 ちなみに、ランニングシューズは1足だけで、毎日走ったりしていると(その環境にもよりますが)1年弱(500〜600km)でダメになってしまうことがほとんどです。でも、2〜3足のシューズを交互に使用することで、その寿命をかなり延ばすことが出来ます。とはいっても、走ることによって必ず機能の低下(特にクッション)は必ず起こるので、長くても1〜2年トレーニングに使った靴は普段履く靴にしています。 僕の「996」は、シューレースをオリジナルの白から黒に変えてあります(写真参照)。アウトソールが黒なので全体が引き締まった感じになりました(と自分では思っています)。 この「New Balance 996」は10年位前にアメリカの「Foot Locker」というお店のアウトレットで購入しました。当時の日本で2万円前後で売られていたモノが、なんと$20という破格値でビックリしたことをはっきりと覚えています。その時の話はいつかまた、別の機会に・・・。 「New Balance 996」は現在でも「復刻版」を手に入れることが出来ます。僕は「復刻版」を所有していないので細かな履き心地までは分かりませんが、見た目はかなり忠実に作られています。 New Balance 996 $20 |
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